札幌地下鉄、全3路線で脱炭素化

札幌市は28日、市内3カ所の清掃工場でごみを燃やす時に出る熱によって発電した電力の余剰分を活用し、4月1日から市営地下鉄全3路線を100%脱炭素化すると発表した。市によると、自治体が発電した電力を使う地産地消の取り組みにより、地下鉄全路線を脱炭素化するのは全国初。
札幌市は昨年4月からこの取り組みを進めており、現在は3路線で使う電力量の約7割を脱炭素化している。三つの工場のうち駒岡清掃工場(南区真駒内)を新しく建て替え、発電量が増えることから、3路線の年間消費電力量にあたる約1億2千万キロワットすべて脱炭素化できることになった。
(共同)