相互関税「全ての国が対象」

【ワシントン共同】トランプ米大統領は30日、4月2日に発表する相互関税の対象は「基本的に全ての国だ。除外はない」と述べた。米国が貿易黒字となっている国は免除されるとの見方もあったが、否定した。大統領専用機で記者団の取材に答えた。
トランプ氏は相互関税を、貿易相手先が課す関税率と同程度の関税を課すものだと説明してきたが「相手が米国に課しているよりもずっと寛大なものにする」と語った。詳細は言及しておらず、具体的にどの程度の水準にするかは不明だ。米政権は関税率だけではなく、規制など非関税障壁も考慮すると表明している。
(共同)