【ワシントン共同】米民主党のコリー・ブッカー上院議員が１日、上院での演説で史上最長記録を打ち立てた。強引な政府縮小や関税措置を進める共和党のトランプ政権に抗議し、３月３１日夜から４月１日夜までの２５時間５分にわたって議場で立ったまま演説を続けた。自ら体を張って政権に抵抗する姿勢を示した。
これまでの最長記録は１９５７年に公民権法成立を妨害しようとした故サーモンド元上院議員による２４時間１８分だった。
ブッカー氏は「米国の民主主義に対する脅威は深刻で差し迫ったものだ」と訴えた。記録を塗り替えた際には、民主党の同僚議員らからスタンディングオベーションを受け、感極まった様子だった。
（共同）