宇宙で初、みそ造りに成功

国際宇宙ステーション(ISS)でみそ造りに成功したと、米マサチューセッツ工科大などのチームが2日付で科学誌アイサイエンスに発表した。宇宙での発酵食品造りは初という。地球よりやや暖かい環境や輸送時の揺れで熟成が進み、ナッツのような風味が特徴。安全性も問題なく、フリーズドライが多かった飛行士の食事に楽しみが加わるかもしれない。
みそが選ばれたのは、味覚や嗅覚が鈍る宇宙空間で好まれる塩味やうまみの強い食品のため。短い実験期間で製造できることも理由だ。将来、人類が遠い宇宙を旅行する際の栄養や腸内環境改善の助けになり、自分で食べ物をつくる楽しさも与えてくれると期待される。
実験では、煮た大豆と米こうじ、塩を容器に詰め、冷凍してISSに運んだ上、30日間発酵させた。同じ原料から米国とデンマークでもみそを造り、成分や風味を比べた。
宇宙みそは地球のみそよりパルメザンチーズにも含まれる香り成分が多めだった。これが色の濃さや、香ばしくナッツのような風味の強さにつながったとみられる。
(共同)