AI合成の性画像規制を要請

鳥取県の平井伸治知事は4日、内閣府を訪れ、子どもの顔写真などを使い生成人工知能(AI)で合成や加工した偽の性的画像を法的に児童ポルノと定義し、規制や取り締まりを厳しくするよう三原じゅん子こども政策担当相に要望した。
AIを悪用した偽のみだらな画像は「ディープフェイクポルノ」と呼ばれ、問題となっている。こども家庭庁によると、日本では明確に規制する法律はない。児童買春・ポルノ禁止法に基づく取り締まりは、画像の人物が実在することが前提となっている。
要望書は「人権侵害であり、子どもの心身の健全な成長に深刻な影響を与える」と指摘。政府全体で子どもの性的搾取を防ぐ対策を講じるよう求めた。
(共同)