円上昇、一時145円台前半

4日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=145円台前半を付けた。2024年10月以来、約半年ぶりの円高ドル安水準となった。トランプ米政権が発表した相互関税が世界経済の減速を招くとの警戒感が拡大。投資家がリスク回避姿勢を強め、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが優勢だった。
午後5時現在は前日比97銭円高ドル安の1ドル=146円27〜29銭。ユーロは58銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円96銭〜161円00銭。
4日の東京株式市場で日経平均株価の下げ幅が拡大すると、円買いが加速する場面があった。
(共同)