「輪島塗」大型地球儀、万博へ

石川県輪島漆芸美術館に展示されている輪島市の伝統工芸品「輪島塗」の大型地球儀が6日、大阪・関西万博に出展するため同館から搬出された。万博から撤退したイランが使用予定だった施設で閉幕まで展示される。制作に携わった輪島塗技術保存会の浦出勝彦会長(70)は「万博で地球儀を見た人が、輪島へ足を運ぶきっかけになってほしい」と期待を寄せた。
地球儀は直径1メートル、重さ215キロで作品名は「夜の地球 Earth at Night」。宇宙から見た地球の夜景を輪島塗で表現している。
保存会のメンバーが2017年から5年かけて制作した。
地球儀は万博会場中心部の「静けさの森」近くで展示される。
(共同)