殺処分豚の血液、河川に流出

群馬県は16日、豚熱(CSF)の感染が確認された前橋市の養豚場で2月、豚を殺処分した埋却地から豚の血液が河川に流出したと発表した。河川名は明らかにしていない。検査では人体に有害な物質は発見されず、健康被害や水質汚染の報告はないという。
県によると2月28日、群馬漁業協同組合の職員から通報があり発覚した。埋却地の穴の地面に敷いたブルーシートが豚の爪で破れ、体液が穴の下にある排水パイプを通って河川に漏れ出た可能性があるという。県は排水パイプを閉鎖し、河川周辺で消毒や清掃を実施した。
同市の養豚場では、飼育していた豚7944頭を殺処分した。
(共同)