ロシア、安保理会合を要請

 国連安保理の緊急公開会合で発言するロシアのポリャンスキー国連次席大使(手前中央)=昨年1月、ニューヨークの国連本部(共同)
 国連安保理の緊急公開会合で発言するロシアのポリャンスキー国連次席大使(手前中央)=昨年1月、ニューヨークの国連本部(共同)


【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領とトランプ米大統領が3月18日の電話会談で合意したウクライナのエネルギー施設に対する攻撃停止について、複数のロシアメディアは30日間の期限が16日で終了したと報じた。ロシア、ウクライナ双方が相手が合意違反を繰り返していると非難して合意は形骸化しており、ロシアのポリャンスキー国連次席大使は国連安全保障理事会の非公開会合を要請したと明らかにした。
ウクライナのゼレンスキー大統領も3月19日のトランプ氏との電話会談で、ロシアのエネルギー施設の一時攻撃停止で合意した。
ロシア側によると、合意以降にウクライナ側からロシア南部や西部の変電所やパイプライン関連施設などに100回以上の攻撃があった。ウクライナ側も30回以上のロシアの合意違反があったと主張している。
ロシア外務省でウクライナの攻撃による被害検証を担当するミロシニク特任大使は17日付のイズベスチヤ紙のインタビューで「一方的に合意を延長し、エネルギー施設の攻撃を停止する意味はない」と述べ延長に否定的な考えを示した。
(共同)

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