核兵器保有国間の亀裂が深刻化

広島県などでつくる「へいわ創造機構ひろしま」は18日、各国の昨年の核軍縮などに関する取り組みを評価する「ひろしまレポート」を公表した。「核軍縮の進展はほぼなく、実質的な核軍拡競争が着実に進んでいる」と指摘し「核問題を巡る亀裂は核兵器保有国間でより深刻化し、合意形成を一層難しくした」と分析した。
ひろしまレポートは毎年公表され、計34カ国を対象に、シンクタンク「日本国際問題研究所」が核軍縮、核不拡散、核セキュリティーの3分野で採点。核軍縮分野では、核保有五大国が109点満点中、フランス24・5点、英国22・5点、米国18・4点、中国6・8点、ロシアがマイナス7・5点だった。
(共同)