ガザ戦闘継続への理解を求める

 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)


【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は19日にテレビ演説し、同国が示したパレスチナ自治区ガザの停戦案をイスラム組織ハマスが拒否したとし「人質を取り戻すまで戦闘を終わらせない」と述べた。「ハマスの要求を受け入れれば拉致が利益をもたらすという危険なメッセージを送ることになる」とし、停戦を求める国民に戦闘継続への理解を求めた。
イスラエルの案は45日間の停戦中、ハマスが拘束する人質10人を解放するなど、双方による身柄交換のほか「ガザの非武装化」に言及しているとされる。恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤収を主張するハマスは受け入れない姿勢を示している。
ネタニヤフ氏は「ハマスに屈服すれば、これまでの成果が全て水の泡になる」と強調。ハマスに対する「圧力強化」をイスラエル軍に指示したと明らかにした。
一方、イスラエル軍は19日、ガザ北部でハマスの攻撃を受けた男性兵士が死亡したと発表した。同国メディアによると、軍が3月18日にガザで攻撃を再開して以降、兵士が死亡したのは初めて。
(共同)

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