環境省、PFAS低減で技術実証



環境省は21日、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が土壌や河川から高濃度で検出された京都、岡山、熊本の3府県で、濃度低減の技術実証を始めると発表した。代表物質のPFOSとPFOAを効果的に低減させる技術を一般公募する。公募は5月23日までで、6月にも事業者を選定する。
岡山県吉備中央町では、PFAS除去に使った使用済み活性炭が山中に放置され、漏れ出したPFASが土壌や地下水を汚染した。同町では、汚染された土壌を採掘して取り除き、濃度を低減する方法などを検討する。
京都府綾部市と熊本市では、産業廃棄物の最終処分場からの排水に含まれるPFOSとPFOAの除去を対象とする。
(共同)

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