日本人男児刺殺で死刑執行



【広州共同】中国広東省深セン市で昨年9月に日本人学校に登校中の男児=当時(10)=が刺殺された事件で、故意殺人罪に問われ死刑判決を受けた中国人の男、鍾長春死刑囚の刑が執行された。21日に中国外務省が在中国日本大使館に伝えた。日中関係筋が明らかにした。
中国外務省は執行日を明らかにしておらず、日本側が確認を進めている。
事件が起きた9月18日は、日本が中国東北部を占領する発端となった1931年の柳条湖事件が発生した日で、日本人を狙った犯行との見方があった。深セン市中級人民法院(地裁)は今年1月の一審判決で、鍾死刑囚がインターネットで注目を集めるために刃物を購入して罪のない児童を殺害したと指摘した。ただ日本人を狙ったかどうかや詳しい動機は明らかにされなかった。鍾死刑囚は控訴しなかった。
鍾死刑囚は徒歩で日本人学校に登校中の男児を刃物で刺し、男児は翌日に死亡した。
中国では昨年、日本人を狙った可能性がある事件が相次いだ。
(共同)

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