モデルナ製RSワクチン承認へ



厚生労働省の専門部会は21日、せき、発熱などの風邪症状や肺炎を引き起こすRSウイルス(RSV)感染症の予防を目的とした米モデルナ製ワクチンの製造販売承認を了承した。メッセンジャーRNA(mRNA)という遺伝物質を利用したタイプ。対象は60歳以上で、1回接種する。同省は近く承認する見通し。
mRNAを使ったRSVワクチンは国内で初めて。別タイプの2製品が既に承認されている。
RSVは飛沫や接触によって感染が広がり、ほとんどの人が幼いうちに一度は感染する。主な症状はせきや発熱だが、乳幼児や免疫の働きが弱い高齢者は、重症化して肺炎や細気管支炎を起こすことがある。
(共同)

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