トランプ氏、対ロシア制裁示唆

【ローマ共同】トランプ米大統領は26日、自身の交流サイト(SNS)に、ウクライナ攻撃を続けるロシアのプーチン大統領に関し「戦争を止めたいと考えていないのかもしれない。違う方法で対処する必要があるかもしれない」と投稿し、対ロ追加制裁を示唆した。和平交渉が停滞する中、プーチン氏を非難した。
トランプ氏は26日、バチカンでのローマ教皇フランシスコの葬儀に参列するため訪れたイタリアから帰国。葬儀に先立ち、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。
トランプ氏はSNSでプーチン氏を名指しして「民間人居住地域にミサイルを撃ち込む理由はない」と訴えた。銀行に対する制裁のほか、ロシアと取引する第三国の企業や人物を対象とする「2次制裁」に言及した。
トランプ氏は、オバマ政権下の2014年にロシアがウクライナ南部クリミア半島を併合し、バイデン政権下でロシアのウクライナ侵攻が始まったと指摘。「私の戦争ではない」などと強調し、「オバマ、バイデン両氏の後始末をしているだけだ」と主張した。
(共同)