野生ラッコ、鳥インフル感染

北海道は30日、浜中町の藻散布川の河口付近で野生のラッコが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。環境省によると、ラッコの高病原性感染が確認されたのは国内で初めてという。
北海道によると、住民が22日、ラッコ1頭の死骸を発見し、浜中町に連絡。その後、北海道大が遺伝子検査をし、27日に高病原性ウイルスが確認された。
感染経路は不明で、担当者は「感染した鳥のふんが口に入るなど、何らかの形でウイルスが移動したのではないか」としている。
(共同)