NY原油、4年ぶり安値



【ニューヨーク共同】4月30日のニューヨークの原油先物相場は3日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の6月渡しが前日比2・21ドル安の1バレル=58・21ドルで取引を終えた。トランプ米政権の関税強化により、需要が減少するとの懸念が拡大した。終値としてはロシアによるウクライナ侵攻以前の2021年3月以来、約4年1カ月ぶりの安値となった。
朝方発表された1〜3月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は3年ぶりのマイナス成長となり、景気減速に伴うエネルギー需要鈍化への懸念が強まった。主な原油の消費国である米国や中国の景気減退への見方も相場の重しとなった。
(共同)

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