経済協定、早期妥結へ協力



岩屋毅外相は1日、訪問先のサウジアラビアでファイサル外相と会談した。ペルシャ湾岸のアラブ諸国6カ国でつくる湾岸協力会議(GCC)との経済連携協定(EPA)の早期妥結を目指し、協力する方針を確認した。イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」の実現に向け外交努力を継続し、連携を強化することで一致した。
両氏は2月に設置した日サウジ両国首脳を議長とする枠組み「戦略的パートナーシップ協議会」の活用に向け、体制整備を図る方針で合意。今年が両国間の外交関係樹立70周年に当たるとして、協力を継続的に推進すると申し合わせた。
ロシアが侵攻するウクライナ情勢に関しても議論した。サウジは米政府が仲介するロシアとウクライナの停戦交渉の場を提供した経緯がある。
岩屋氏は4月25日からバチカン、米国などを歴訪。サウジの後、フランスを訪れ帰国する予定。
(共同)

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