国連で原爆被害の実相伝える展示



【ニューヨーク共同】来年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けた準備委員会が開催中の米ニューヨークの国連本部で、非政府組織(NGO)「平和首長会議」が原爆被害の実相を伝える展示を行っている。会議の副会長を務める鈴木史朗長崎市長は「市井の人々の暮らしが、一発の爆弾でどのような惨状になったのかを感じ取ってもらいたい」と話す。
展示はバナースタンド七つ分で、広島、長崎の被爆前後の街の写真に加え、被害の概要、放射線の影響を説明する英文などで構成。被爆証言のバナーもあり、広島の被爆者小倉桂子さん(87)の体験や「死者に代わって伝えなければならない」というメッセージが掲載されている。
(共同)

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