姜学長、監事に「大学生以下」

 長崎県諫早市の鎮西学院大=3日午後
 長崎県諫早市の鎮西学院大=3日午後


鎮西学院大(長崎県諫早市)の姜尚中学長(74)が昨年2月、大学を運営する学校法人の理事会で監事だった弁護士に「大学生以下だ」などと発言し、法人設置の第三者委員会が調査報告書で「極めて不当」と認定していたことが3日、分かった。法人が2日付で、報告書と「何ら恥じるところはない」とした姜氏の所感をホームページに公表した。
政治学者の姜氏は東大教授などを経て、2021年、長崎ウエスレヤン大から改称後の初代学長に就いていた。
報告書によると、監事は昨年1月31日に実施された学部長選挙に関する意見書を、同2月29日の理事会に提出。姜氏は「ヒアリングを一切怠って、突然文書を用意してきていること自体、あなたが失格だ」などと発言したとしている。
姜氏は第三者委の調査に発言を認め、事実関係を確認したかどうかの質問を監事が黙殺したなどと説明した。
報告書は「監事の監査権行使という職務執行に強力な圧力を加え得る」と判断。理事会に対し「姜氏について理事解任事由に該当するか、今後再任すべきかなどを議論すべきだ」と指摘した。
(共同)

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