インド、パキスタンを攻撃



【ニューデリー、イスラマバード共同】インド国防省は7日、パキスタン領内を攻撃したと発表した。テロ組織の拠点9カ所を狙ったとしている。パキスタン軍によると攻撃で子ども1人を含む8人が死亡し、35人が負傷した。両国が領有権を争うカシミール地方のうち、インド側支配地域で4月に起きたテロを発端に対立が悪化。核保有国同士による軍事的緊張が一気に激化した。
パキスタンのシャリフ首相はインドが「卑劣な攻撃を実行した」と非難し報復を表明。パキスタン外務省は「インド空軍がインド領空からパキスタンの主権を侵害した」との声明を出し、カシミール地方の実効支配線だけでなく既に定められている国境も越えて攻撃し民間人を犠牲にしたと批判した。軍はインド機3機を撃墜した。
国連のグテレス事務総長は、両国の軍事衝突は「許容できない」と強い懸念を表明し最大限の自制を呼びかけた。トランプ米大統領はホワイトハウスで「残念だ。できるだけ早く終わることを願う」と話した。
インド側は「軍事施設は標的にしていない」としている。
(共同)

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