新型コロナ以外の感染症、顕著に



新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行して8日で2年。この間、マイコプラズマ肺炎や百日ぜきなど、新型コロナ以外の感染症の報告数増加が顕著となっている。昨冬のインフルエンザの記録的な流行では病床が逼迫する地域もあった。コロナ禍での感染対策強化によって病原体にさらされる機会が減り免疫が下がったことや、5類移行後の対策への意識低下が一因となっている可能性がある。
全国の定点医療機関からの報告によると、新型コロナの流行の波は、5類移行後も夏と冬に現れているが、規模は縮小傾向。2024年は夏、冬ともピーク時の1医療機関当たりの新規感染者数が23年より少なかった。
一方、24年12月下旬には、1週間のインフルエンザ報告数が1機関当たり64・39人となり、同じ方式で統計を開始した1999年以降、最多となった。一部で救急搬送や入院病床が逼迫した。
2023年7月には、乳幼児がかかりやすい夏風邪「ヘルパンギーナ」が流行し、国立健康危機管理研究機構によると、13年以降で最多の報告数となった。
(共同)

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