ガザへの支援配布、当初は6割

【エルサレム共同】米国とイスラエルが計画するパレスチナ自治区ガザへの支援配布について、米CNNテレビは9日、当初物資を受け取れるのはガザの人口のうち6割に過ぎないと報じた。エルサレムで記者会見した米国のハッカビー駐イスラエル大使は「徐々に拡大する」と説明した。国連や支援団体は、この計画に関し「実現不可能で、人道原則に反する」と非難している。
CNNによると、計画ではガザの4カ所に物資配布拠点を設置し、住民120万人に対して食料や医療品を提供する。ガザではイスラエルが支援物資搬入を停止して2カ月以上たち、人道状況は悪化の一途をたどる。
(共同)