金正恩氏、ロ朝は「血盟関係」

【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は10日、金正恩党総書記が9日にロシアの対ドイツ戦勝80年を記念して平壌の在北朝鮮ロシア大使館で行った演説の全文を掲載した。金氏はウクライナに侵攻したロシアと、派兵支援した北朝鮮が共闘し、「血盟関係」にあると明言した。
北朝鮮はこれまで朝鮮戦争(1950〜53年)で共に韓国や米国と戦った中国に対し、血盟という表現を用いてきた。中朝関係を象徴してきた言葉をロシアにも使うことで、後ろ盾としての存在感をさらに高める狙いがあるとみられる。
北朝鮮がロシアへの派兵支援に踏み切ったことで、両国は軍事同盟の関係に格上げされたと評されていた。
(共同)