米中貿易協議「大きな進展」



【ワシントン共同】トランプ米大統領は10日、スイスのジュネーブで実施された米国と中国の閣僚級の貿易協議に関して「多くを議論し、多くの合意に至った。大きな進展だ」と交流サイト(SNS)に投稿した。両国は互いに100%を超える高関税をかけ合っており、関税引き下げが実現するかどうかが焦点の一つだ。ロイター通信によると、2日目の協議が11日午前に始まった。
トランプ氏は協議が「友好的で建設的だった」と説明。交渉内容に関連して「完全なリセット」との表現を使ったが、具体的な内容には触れておらず、詳細は不明だ。「中国と米国双方の利益のために、中国(市場)が米国企業に開かれることを望む」とも書き込んだ。
米メディアによると、米国からはトランプ政権で関税交渉を担うベセント財務長官と通商代表部(USTR)のグリア代表が参加し、中国からは何立峰副首相が出席した。協議は10、11日の2日間の予定。
トランプ氏は協議前の9日、SNSに「中国への関税は80%が妥当と思える」と投稿。対中関税の引き下げを示唆した。
(共同)

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