トランプ氏、米中電話会談に意欲



【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで記者会見し、中国の習近平国家主席と「恐らく今週末に電話会談するだろう」と述べ、実現への意欲を示した。両国は11日までスイス・ジュネーブで開いた閣僚級協議で高関税の引き下げで合意したばかり。トランプ氏には成果をアピールする狙いがあるとみられる。首脳同士による直接対話で、さらなる緊張緩和に向けて歩み寄れるかどうかが焦点となる。
トランプ氏は12日、中国への145%の関税を115%引き下げる大統領令に署名した。引き下げられる関税のうち24%は90日間の停止とする。14日に適用する。
トランプ氏は、スイスでの協議は「生産的だった」と評価し、対立激化で悪化した対中関係は「完全にリセットされた」と述べた。最大の成果は「中国が市場開放に同意したことだ」と主張した上で「中国にとっても米国にとっても素晴らしいことになる」と強調した。「文書化に時間がかかる」として詳細に関する説明は避けた。
(共同)

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