官製談合疑い副市長逮捕



群馬県警は13日、同県藤岡市が発注した工事の入札で、最低制限価格を業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反(入札妨害)と公競売入札妨害の疑いで、副市長の塚本英夫容疑者(57)と、同市の土木建築会社「多野産業」社長小坂裕一郎容疑者(70)を逮捕した。2人の認否を明らかにしていない。同日夜、市役所と会社事務所を家宅捜索した。
逮捕容疑は、2024年7月の市による小学校体育館の改修工事の条件付き一般競争入札で、6〜7月に塚本容疑者が最低制限価格6856万1千円を小坂容疑者に伝え、同額で落札させた疑い。
県警によると、予定価格は7756万円で、8社が入札に参加した。県警は、塚本容疑者が23年9月の副市長就任前、市職員だった時代に小坂容疑者と知り合ったとみている。
市によると、塚本容疑者は今年4月下旬から体調不良で休養しているという。新井雅博市長は13日夜、市役所で記者会見し「驚愕するとともに、極めて遺憾だ。市民の皆さまに心から深くおわびする」と述べた。
(共同)

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