2人乗り空自練習機、池に墜落



14日午後3時過ぎ、愛知県犬山市の農業用ため池「入鹿池」に、航空自衛隊小牧基地(同県)を離陸直後のT4練習機1機が墜落した。いずれも男性の1等空尉と2等空尉が搭乗していたが安否は不明。自衛隊は夜通し、捜索を続ける。警察、消防は同日夜でいったん終え、15日再開する。空自は事故調査委員会を設置。T4の飛行を当面見合わせ、原因の特定を急ぐが、墜落機はフライトレコーダー(飛行記録装置)を搭載しておらず、難航する可能性がある。
中谷元・防衛相は東京・市谷の防衛省で記者会見し「国民の皆さまにご心配をおかけし、心からおわび申し上げる」と陳謝。現場付近で機体の一部が見つかったと明らかにした上で「人命の救出に全力を尽くす」と述べた。
空自によると、T4は14日午前、定期修理のF15戦闘機に随伴し、所属先の新田原基地(宮崎県)から小牧基地に飛来。両機のパイロット1人ずつが乗り、午後3時6分、新田原に向け小牧基地を離陸したが、2分後にレーダーから機影が消えた。池は小牧基地の北東約10キロに位置している。
(共同)

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