平安絵巻行列、古都彩る

 色鮮やかな平安装束姿で出発する、葵祭のヒロイン「斎王代」の山内彩さん=15日午前、京都市上京区
 色鮮やかな平安装束姿で出発する、葵祭のヒロイン「斎王代」の山内彩さん=15日午前、京都市上京区


京都三大祭りの一つ「葵祭」が15日、京都市で開かれ、彩り豊かな平安装束姿のヒロイン「斎王代」ら約500人が、王朝絵巻さながらの行列で新緑の古都を歩いた。
今年の斎王代は、東京芸術大大学院生の山内彩さん(25)。出発前の取材に「見慣れた街が今日はすごく彩り豊かに見えている」と語り、「腰輿」と呼ばれるこしに乗りこんだ。
フタバアオイの葉の飾りを身に着けた武官や女官役、計約40頭の牛馬などでつくる行列は全長約1キロに及ぶ。京都御所を出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社への約8キロを進行。
葵祭は両神社の例祭。欽明天皇時代の6世紀に飢餓や疫病が流行し、五穀豊穣を祈ったのが始まりとされる。
(共同)

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