斎藤知事、立花氏への支援否定

夏の参院選兵庫選挙区への立候補を表明した政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏が斎藤元彦兵庫県知事からの支援に期待感を示したことについて、斎藤氏は15日の定例記者会見で「個別の候補者の対応は考えていない」と述べ、支援の可能性を否定した。
立花氏は昨年の県知事選で斎藤氏の支援を目的とした「2馬力」の活動を展開。立花氏は13日、兵庫選挙区への出馬会見で「くすぶり続ける兵庫県政の問題を強く訴えたい」と説明し「斎藤さんが『応援するよ』と言ってくれたらありがたい」「片思いの状態だ」と語っていた。15日にはX(旧ツイッター)で、団体名称を「NHK党」に変更したと表明している。
15日の会見で立花氏への支援の可能性を問われた斎藤氏は、発言内容を把握していないとした上で「考えていない。公務優先で仕事をしていく」と強調した。
また、自身の疑惑を告発した元県幹部の私的情報が漏えいした問題で、県職員が関与した可能性が高いとした第三者委員会の報告書については、改めて「重く受け止める」とした。
(共同)