タイのビル倒壊巡り17人を捜査

 タイ・バンコクの倒壊した建設中ビルが立っていた現場=13日(共同)
 タイ・バンコクの倒壊した建設中ビルが立っていた現場=13日(共同)


【バンコク共同】ミャンマーを震源とする3月28日の地震の影響で倒壊した隣国タイの首都バンコクの建設中ビルを巡り、タイの裁判所は15日、建築不正の疑いがあるとして施工を担当したゼネコンの幹部ら17人に対する捜査を警察に許可した。警察は17人を拘束するなどして調べる。
ビルの施工は中国国有の「中鉄十局」とタイ大手「イタリアン・タイ・デベロップメント」の共同事業体が受注。17人には中鉄十局の現地法人幹部らが含まれる。
タイ警察によると、ビルの設計上エレベーターが不適切に配置され、建物全体の構造に問題があった疑いがある。強度の基準を下回るセメントが使用された疑いもある。
(共同)

最近の記事

茨城の求人情報