米小売売上高0・1%増

【ワシントン共同】米商務省が15日発表した4月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比0・1%増の7241億ドル(約105兆5千億円)だった。横ばいを見込んだ市場予想を上回り、3カ月連続のプラスとなったが、前月(1・7%増)から減速した。
3月は自動車関税の発動を控えた駆け込みとみられる需要で、自動車・同部品が拡大したが、4月は0・1%減とマイナスに転じた。反動とみられる。自動車関税は4月3日に発動した。月ごとの変動が大きい自動車・同部品を除いた売上高は0・1%増だった。
業種別では他に、食料品が横ばい。衣料品は0・4%減だった。一方電化製品は0・3%、建材・園芸用品は0・8%それぞれ増えた。
全体の前年同月比は5・2%増、自動車・同部品を除いた売上高は、4・2%増だった。
(共同)