戦没者追悼式に被団協を初招待

沖縄県の玉城デニー知事は16日の記者会見で、沖縄戦の組織的戦闘が終結した6月23日の「慰霊の日」に開く沖縄全戦没者追悼式に、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中重光代表委員と、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長を招くと発表した。県によると、被団協を招くのは初めて。
玉城知事は「戦後80年に、平和を希求する沖縄の心をさらに国内外に強く発信し、多くの国民、県民が平和を考える機会の創出につながる」と話した。
県によると、翌24日には2人が登壇するシンポジウムも開く。中満さんは国連の軍縮の取り組みや国際情勢、田中さんが核兵器廃絶運動について講演する。
(共同)