ガザ停戦、新たな交渉開始

【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦を巡り、イスラエルとイスラム組織ハマスは17日、仲介国カタールで新たな間接交渉を始めた。複数のイスラエルメディアが報じた。イスラエル軍が16日にガザでの攻撃拡大を発表後、ハマスはロイター通信に「協議が進行中だ」と表明した。
ネットメディアのワイネットによると、40〜50日の停戦と引き換えに、ハマスが拘束する人質10人を解放する案を協議。イスラエルの主張に近い内容で、恒久停戦を求めるハマスが譲歩するかどうかが注目される。
ハマスは、交渉とは関係なく人道支援物資のガザ搬入を即時再開するようイスラエルに要求した。
イスラエル軍は17日もガザ各地で攻勢を強めた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは医療関係者の話として、未明からの死者が80人に上ったと伝えた。
ガザの保健当局によると、2023年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は5万3千人を超える。
(共同)