子どもの映画を長年撮りたかった

【カンヌ共同】フランス南部で開催中の第78回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に選出された「ルノワール」の早川千絵監督が18日、記者会見し「一番表現したかったのは子どもの気持ち。子どもの映画を撮りたいと長年、思っていた」と語った。
会見には主人公の11歳の少女フキを演じた鈴木唯さんと、両親役の石田ひかりさん、リリー・フランキーさんも出席。
「ルノワール」は1980年代の日本を舞台に、フキの日常を描く物語。死の影が迫る闘病中の父や仕事に追われる母と過ごすうち、大人の世界に触れていくフキの好奇心や寂しさを映し出す。
主要賞の結果発表は24日(日本時間25日未明)。
(共同)