G7財務相会議が開幕



【バンフ共同】先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議がカナダ西部バンフで20日午後(日本時間21日午前)、開幕した。本格的な討議は21日から2日間で、トランプ米政権による高関税措置が世界経済の先行きに及ぼす影響やロシアから侵攻を受けるウクライナへの支援を議論する。関税措置を巡る日米の財務相会談も行われる見通しだ。
米国の高関税措置はG7各国も対象にしており、世界経済の減速への懸念が相次ぎそうだ。日本からは加藤勝信財務相と日銀の植田和男総裁が出席する。ベセント米財務長官も参加する。
カナダでは6月にG7首脳会議(サミット)が開催される予定で、それに先立ち共同声明を採択できるかどうかが焦点になる。中国企業の過剰生産問題や、人工知能(AI)が金融などに与える影響なども主要な議題として想定される。
日米財務相会談では為替について協議するとみられる。4月に行われた会談では円安ドル高是正の具体的な要求は示されず、緊密に協議を続けることで一致した。
(共同)

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