鎌田東二さん死去、74歳

 鎌田東二さん
 鎌田東二さん


京都大名誉教授で宗教学者の鎌田東二(かまた・とうじ)さんが5月30日午後6時15分、盲腸がんのため京都市の自宅で死去した。74歳。徳島県出身。葬儀は親族で行う。喪主は長男龍明(たつあき)さん。
宗教哲学や民俗学などの分野を横断し、神道を中心に人間の自然観や生命観を研究した。京都造形芸術大(現京都芸術大)教授や京大教授などを歴任したほか、日本臨床宗教師会の会長などを務めた。詩人や音楽家など多彩な顔を持ち、研究者の枠を超えて活躍した。
「神界のフィールドワーク」「翁童論」「宗教と霊性」など著書多数。
(共同)

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