万博来場、最多の16万2千人

日本国際博覧会協会(万博協会)は1日、大阪・関西万博の5月31日の来場者数(速報値)が開幕以来最多の約16万2千人だったと発表した。万博協会は半年間の会期中に計2820万人が来場すると想定しており、到達するには1日平均約15万人の来場が必要。31日はこの目安を初めて超えた。
会場内や入場ゲート、来場者輸送の大動脈となる大阪メトロ中央線の夢洲駅で混雑が見られたものの、大きな混乱はなかった。
31日は、午前中の来場予約枠が前日までに埋まり、午後5時までの枠もほぼ空きがなかった。当日は、花火の打ち上げが終わった午後8時以降に帰宅者が集中。会場直結の夢洲駅を一時入場規制し、東ゲート前で滞留が発生したが、同10時ごろにはおおむね解消した。
万博協会は、会期最終盤には連日22万人超が来場すると見込んでいる。これまでの最多は5月23日の約14万5千人だった。
(共同)