韓国のコウノトリ卵、ふ化

 兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園で生まれたコウノトリのひな=5月(同公園提供)
 兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園で生まれたコウノトリのひな=5月(同公園提供)


兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)は1日、韓国西部の忠清南道・礼山の飼育施設から譲り受けたコウノトリの有精卵5個のうち1個がふ化し、ひな1羽が生まれたと発表した。現在日本で繁殖している個体は旧ソ連から譲り受けたつがいなどが由来。血縁関係のない個体を加えて遺伝的特徴を多様化させ、繁殖の促進を目指す。
日韓両国とも、国内で繁殖する野生の個体群が一度は絶滅している。公園と施設は野生復帰で協力しており、今後、日本からも成鳥2羽を贈る予定だという。
卵は5月28日に韓国から移動。30日、1羽が内側からくちばしで卵の殻を割り始めたため、つがいに温めさせ、31日にふ化を確認した。
(共同)

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