英、次世代原潜12隻建造へ

【ロンドン共同】スターマー英首相は2日、国防戦略の新たな柱として、次世代型の原子力潜水艦を今後最大で12隻建造し、2030年代後半から運用を開始すると発表した。ウクライナに侵攻するロシアの脅威に対抗し、防衛体制を強化する。スターマー氏は「戦闘準備態勢に入る」と演説し、ロシアをけん制した。
次世代型原潜建造は米英豪の安全保障枠組みAUKUS(オーカス)に基づく取り組みの一環で、アスチュート級原潜7隻と入れ替える計画。次世代型原潜はいずれも核ミサイルではなく、通常兵器のみを搭載する。
スターマー氏はこのほか、核弾頭の開発などに150億ポンド(約2兆9千億円)を投資すると明らかにした。
(共同)