ハマス、人質が危険と主張

 7日、ガザ中部ヌセイラト難民キャンプでのイスラエルの攻撃後、病院に搬送された子ども(ゲッティ=共同)
 7日、ガザ中部ヌセイラト難民キャンプでのイスラエルの攻撃後、病院に搬送された子ども(ゲッティ=共同)


【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは7日、パレスチナ自治区ガザで拘束している人質男性がイスラエル軍の攻撃で危険にさらされていると主張した。人質男性がいる地域をイスラエル軍が包囲しており「生きた状態で奪還するのは不可能だ」と警告し、軍事圧力を強めるイスラエルに揺さぶりをかけた。
人質の男性はマタン・ザンガウケルさんで、ハマスはザンガウケルさんが点滴を受けているとみられる写真も公開した。
イスラエル紙ハーレツによると、ザンガウケルさんの母親は中部テルアビブで、人質解放と停戦を求めるデモに参加。「ガザでの地上侵攻拡大は人質の命を犠牲にする」と訴えた。
イスラエル軍は7日、5月13日に空爆した南部ハンユニスの欧州ガザ病院の地下とする写真を公開した。「地下トンネルにハマスの指揮所があり、武器や資料が見つかった」として攻撃を正当化した。空爆ではハマスのガザ地区トップを殺害した。
イスラエル軍はガザでの攻勢を強めており、中東の衛星テレビ、アルジャジーラは7日未明からの死者が70人以上になったと伝えた。
(共同)

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