埼玉県狭山市など県内５市の市長らが９日、内閣府を訪れ、政府が２０２６年度の創設を目指す防災庁をいずれかの市に設置するよう求めた。狭山のほかは所沢、飯能、入間、日高の４市で、西野太亮政務官に共同の要望書を提出した。
５市は県南西部に位置し、まちづくりなどで連携している。要望書では地盤が強固で、高速道路へのアクセスが良く、迅速な初動対応が可能と強調。航空自衛隊入間基地があり、物資輸送や人員派遣でも地の利を生かせるとした。できれば防災庁の本庁を設置してほしいとしている。
防災庁を巡っては、全国各地の自治体が相次いで誘致を表明。石破茂首相は６日、地方拠点の検討加速を指示した。
（共同）