コメ5キロ4223円、37円安

農林水産省は9日、全国のスーパーで5月26日〜6月1日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が前週と比べ37円安い4223円だったと発表した。2週連続で値下がりした。政府備蓄米の競争入札での放出分が市場に広がった。今後は随意契約でスーパーなどに引き渡した備蓄米の販売も本格化する。ただ、前年同月比ではなお2倍の4千円台と高値で推移しており、政府が掲げる「3千円台」を実現できるかどうかが焦点となる。
銘柄米は前週比25円安い4428円。備蓄米を多く含むブレンド米は20円安い3898円といずれも下がった。販売全体に占めるブレンド米の比率は3ポイント増の39%と放出以降で最も高くなった。
今回のデータに随意契約分は含まれない。随意契約で放出した割安の備蓄米は5月31日に一部で店頭販売が始まり、今後数週間かけて流通規模が拡大する見通しだ。
(共同)