米海兵隊デモ対応訓練中か

 米ロサンゼルス都市圏の軍基地で群衆を制御する訓練をする海兵隊員=10日(海兵隊提供、ロイター=共同)
 米ロサンゼルス都市圏の軍基地で群衆を制御する訓練をする海兵隊員=10日(海兵隊提供、ロイター=共同)


【ロサンゼルス、ワシントン共同】AP通信は11日、米西部カリフォルニア州ロサンゼルスでの不法移民摘発を巡る抗議デモに対応するため、トランプ政権が派遣を決めた海兵隊員が現地入りしていないと報じた。デモ対応の訓練中としている。国防総省が派遣決定後にデモ対応に関する指針作成を進めていたことも判明し、準備不足が露呈。隊員は既に現地に入ったと報じられていた。
APによると、海兵隊や州兵の派遣を統括する陸軍担当者は、海兵隊員約700人がロサンゼルス中心部から約40キロ離れた同州シールビーチの基地で訓練中だと明らかにした。現地入りの見通しは語らなかった。
海兵隊員の現地での主な任務は連邦庁舎や移民・税関捜査局(ICE)職員の保護。通常は海外に展開する海兵隊が国内のデモに対応するのは異例で、国防総省が具体的に取れる措置をまとめた文書作成を急いでいた。
海兵隊のスミス司令官は10日の上院軍事員会で、群衆制御は通常の訓練に含まれているとし「与えられた任務を遂行する能力に信頼を寄せている」と語っていた。
(共同)

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