同世代遺品で平和学習充実を

 広島市中区で開かれた、原爆資料館に整備予定の子ども向け展示の内容を検討する会議=12日午後
 広島市中区で開かれた、原爆資料館に整備予定の子ども向け展示の内容を検討する会議=12日午後


平和学習の充実を図るため、広島市の原爆資料館で新たに整備予定の子ども向けの展示を検討する会議の初会合が12日、同市で開かれた。資料館を管理、運営する広島平和文化センターが、被爆死した子どもの三輪車のレプリカなど、同世代の見学者に身近に感じてもらうための展示案を示した。
展示は東館地下1階の約500平方メートルに整備し、2028年度の見学開始を目指す。被爆して12歳で亡くなった佐々木禎子さんの折り鶴や、中学生の遺品の服などをレプリカも含めて展示し、学習を深められるよう時系列で分かりやすい説明内容にする方針。
会議は26年度末までに計6回開催する予定。
(共同)

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