井上氏、国際柔道連盟理事に抱負

国際柔道連盟(IJF)の理事に新たに就任した井上康生氏が12日、オンラインで取材に応じ、「世界の柔道をいかに発展させていけるかという思いを持ち、全力で取り組んでいきたい」と抱負を語った。
2000年シドニー五輪男子100キロ級覇者で、前日本男子監督の井上氏は11日のIJF総会で理事に選出。頸椎損傷で長期療養中の山下泰裕氏から引き継ぐ形となった。「山下先生が築き上げた価値を受け入れながら、自分自身にしかできない形がつくれるように努力する」と意気込んだ。
選手時代から恩師と仰ぐ山下氏には就任に至る過程で多くの助言を受け、「頑張れよ」という言葉とともにIJFのピンバッジを贈られたという。「今後の活動で恩返しができるように頑張りたい」と決意を述べた。
(共同)