小泉農相地盤で自公系市長が敗北

任期満了に伴う神奈川県三浦市長選は15日投開票の結果、無所属新人の元会社員出口嘉一氏(43)が、6選を目指した無所属現職吉田英男氏(69)=自民推薦=ら2人を破り、初当選を果たした。市長交代は20年ぶり。吉田氏は公明党横須賀総支部の支持も得たものの、多選批判をかわせなかった。三浦市を含む衆院神奈川11区は自民党の小泉進次郎農相の地盤。
三浦市では、吉田氏が初当選した2005年以降、市長選が選挙戦となったのは17年の1回のみ。09、13、21年は無投票だった。出口氏は選挙戦で、こうした経緯に触れ、市の衰退が進んだとして、市政刷新を訴えた。
投票率は44・00%。
(共同)