大阪府警は１６日、大阪・関西万博の警備担当だった府警第２機動隊の男性巡査長（２８）が、夢洲（大阪市此花区）の会場付近で駐車中の警察車両内で拳銃を誤射したと発表した。現場は関係者以外が立ち入りができない場所で、けが人はいなかった。
府警によると、１５日午後７時ごろ、勤務交代のため巡査長が装備していた拳銃をケースに収納しようとした際、誤って引き金を引き、実弾１発が下に向かって発射された。座席に穴が開き、車両の床に弾がめり込んだような痕があったという。車内にはほかに男性隊員４人が乗っていた。府警は、万博の警備業務に支障はないとしている。
（共同）