米大統領と武器購入協議へ

 トランプ米大統領(ゲッティ=共同)、ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)
 トランプ米大統領(ゲッティ=共同)、ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)


【キーウ、ウィーン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、カナダで開幕した先進7カ国(G7)サミットに合わせトランプ米大統領と会談すると表明した。対面会談は4月にバチカンで実施して以来で「武器購入について協議する」と説明した。訪問先のオーストリアで開いたファンデアベレン大統領との共同記者会見で述べた。
ゼレンスキー氏は、現在米国から受け取っている兵器は、バイデン前政権時代に供与が決まっていたものだと指摘し、トランプ政権から新たに武器を求める必要があるとの認識を示した。
G7サミットでは、17日にウクライナ情勢を議論し、ゼレンスキー氏も出席予定。ロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドル(約8600円)から引き下げる対ロ制裁強化について話し合う。ウクライナは30ドルへの引き下げを求めている。
ゼレンスキー氏のオーストリア訪問は2022年2月のロシアによる侵攻後初めて。中立国のオーストリアはウクライナに軍事支援を実施していないが、ファンデアベレン氏は会見で「ロシアは明らかに侵略者だ」と非難した。
(共同)

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