容疑者宅で複数の工具押収



さいたま市大宮区で2018年、茨城県の女性を殺害した疑いで無職斎藤純容疑者(31)が逮捕された事件で、容疑者の自宅マンションから、のこぎりやナイフなどの工具が複数押収されたことが18日、埼玉県警への取材で分かった。県警は、遺体の解体に使われたとみて捜査。容疑者は「小さい頃から解体に関心を持っており、ある程度の知識を備えていた」と供述しているという。
捜査関係者によると、容疑者は「通り魔をして人を殺すのは難しく、捕まるリスクが高いと思い諦めた。自殺願望者であれば、警察の捜査も私までたどり着かず好都合だった」とも話している。女性とは交流サイト(SNS)で知り合ったとみられる。
県警は18日、容疑者を送検した。髪を後ろで結び、眼鏡をかけた容疑者は車で大宮署を出発。集まったメディアに何度も目を向けていた。
送検容疑は18年1月4日ごろ、大宮区のマンション自室で、宮本果歩さん=当時(21)=の首を絞めるなどして殺害した疑い。
(共同)

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